相続放棄・限定承認松本会計の相続サポート

「相続」とは、亡くなった人の財産上の権利及び義務を承継することをいいます。したがって、借金などのマイナスの財産が、土地建物や預貯金といったプラスの財産を超える場合でも、そのまま何もせずにいると、すべての財産を承継しなければいけません。そこで民法では、相続人の意思を尊重し、相続人の保護をはかる制度として、「相続放棄」と「限定承認」という2つの制度を設けています。

相続放棄
相続放棄は、他の相続人に関係なく、相続人一人一人が行わなければなりません。したがって、相続人のうち一人だけが相続放棄をしても、他の相続人はマイナスの財産を引き継がなければいけません。原則として、相続の開始があったこと知った日から3カ月以内に、被相続人の最後の住所地の家庭裁判所に相続放棄の申述を申し立てます。

相続放棄について、詳しくは裁判所のHPを参考にしてください。
http://www.courts.go.jp/saiban/syurui/kazi/kazi_06_13.html

限定承認
相続の限定承認は、相続財産がプラスなのかマイナスなのかわからない場合に、プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を承継したい場合に利用される手続です。相続放棄と同じく、相続の開始があったこと知った日から3カ月以内に、被相続人の最後の住所地の家庭裁判所に限定承認の申述を申し立てます。限定承認は相続放棄と違って、相続人全員が共同で申し立てをおこなわなければいけません。また、限定承認してから5日以内に限定承認をしたこと及び債権の請求をすべき旨の広告を官報公告にておこなわなければならなく、相続放棄に比べると複雑な手続きを要します。さらに、限定承認をすると、相続開始時に相続財産を時価で譲渡したものとみなされて、被相続人に譲渡所得税が課せられますので注意が必要です。

限定承認について、詳しくは裁判所のHPを参考にしてください。
http://www.courts.go.jp/saiban/syurui/kazi/kazi_06_14.html