松本会計事務所では、トータルコンサルティングを通して独立起業・会社設立というみなさまのビジネスを成功させるお手伝いをしています。このページでは独立起業・会社設立までの道のりを8つのステップにわけてご説明します。月1回更新予定です。

損益計画表の書き方

儲かる・失敗しない独立起業と会社設立の「ステップ2事業計画の立て方」も今回が最後、損益計画表の書き方です。

損益計画表とは?
損益計画表とは、簡単にいえば軌道に乗った後、どれだけ利益が出せるかを考えることです。どれだけ利益を出せるかをはっきり計画しておけば、これからのどんなビジネスをしていけばいいのか道筋を立てやすくなります。この数字は、目標ではなく計画です。必ず実行されなくては行けません。そうしなければ廃業になってしまいます。絵に描いた餅とならないためにも、達成可能な現実的な数字にしましょう。

利益とは?

売上高-売上原価-経費=利益
これが利益を出すための計算です。利益は会社が生きていくための栄養。会社は完全歩合制ですから、利益がなければ給料はなしです。

減価償却費とは?

機械などの設備は年数と共に価値が下がります。例えば100万円で買った機械が5年後は50万円で売れるとしましょう。そうすると1年で10万円価値が下がります。その下がった10万円を経費として計算できるのが、減価償却費です。

この例は毎年同じ金額で償却する“定額法”ですが、最初の年がもっとも高く、その後年を追うごとに償却額が減る“定率法”という計算方法があります。

減価償却ができるのは、建物、機械装置、車両運搬具、工具、器具、備品などの固定資産です。



お金の計算が成功を決める訳ではありませんから、あまり細かく考えず、入っていくところと、出ていくところをしっかり把握していれば大丈夫。
通常、初年度赤字、2年目とんとん、3年目以降黒字になるように、5年間という中期計画で考えるのがよいでしょう。5年間なんてあっという間です。

ではさっそく下記の表を使って計画を立ててみましょう。

  創業当初 2年後 3年後 4年後 5年後
売上高(1) 万円 万円 万円 万円 万円
売上原価(2) 万円 万円 万円 万円 万円

人件費 万円 万円 万円 万円 万円
家 賃 万円 万円 万円 万円 万円
減価償却費 万円 万円 万円 万円 万円
支払利息 万円 万円 万円 万円 万円
その他 万円 万円 万円 万円 万円
経費合計(3) 万円 万円 万円 万円 万円
利益(1)-(2)-(3) 万円 万円 万円 万円 万円

ポイントとしては、売上高、売上原価、人件費の3つをしっかり押さえればOK!また設備投資が多いところは、そこに減価償却費をしっかり計画してください。

この中でも大切なところはなんといっても“売上高”です。売上高が決まればおのずと売上原価、そして使える人件費が決まってきます。売上高は、業界平均をもとに計算してみましょう。売上高がなければ、利益もありません。

資金繰りが苦しくなってくると、どうしても売上高や利益に目が行ってしまいます。しかし忘れてはいけないのは、利益はお客様と商品やサービスを交換して生まれるもの。繰り返しは記憶の母と言いますが、経営は、利益を作ることではなく、お客様を増やすことを目的としなくてはいけません。

さらに苦しかった創業時が過ぎだんだん黒字に転換してくると、生活が派手になってきたり、「あれすれば儲かるよ」といった投機的な儲け話しが出てきたりします。誰でも楽に儲けたいでしょう。しかし、そこを我慢してください。経営は我慢です。中身がない、楽で儲かる話に手を出した会社がどうなっていったかは、知っていることでしょう。

会社は、ただ自分たちの利益のためだけにあるのではありません。それは社会のためにならなくてはいけないと思うのです。その仕事をする人がいるからこの社会がなりたっていく、そういう仕事をしたいと思いませんか。

お金じゃないんです。今まで数百社の帳簿を見てきた会計士が言います。お金じゃないんです。

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